Dell 4K UHD 32インチモニターを1ヶ月使用したリアルなレビュー。
曲面ディスプレイの使い心地、映像の美しさ、作業効率の変化、在宅ワークでの使用感を徹底解説!
在宅ワークが増える中、作業環境の向上を考えて新しいモニターの導入を決めました。
これまで使用していたフルHDの24インチモニターでは画面の情報量が限られ、複数ウィンドウの同時作業が難しかったためです。
購入したのは、Dell S3221QS 32インチ 4K UHDモニター。
曲面ディスプレイで没入感が高く、HDRにも対応している点が魅力でした。果たして、1ヶ月使用して期待通りの満足度だったのか? 実際の使用感を詳しくレビューしていきます。
スペックと外観
まずは、Dell S3221QSの主なスペックを確認します。
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画面サイズ:32インチ(可視サイズ:31.5)
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解像度:3840 x 2160(4K UHD)
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パネルタイプ:VA、曲面ディスプレイ(1800R)
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スピーカー:内蔵(5W × 2)
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接続端子:HDMI 2.0 × 2、DisplayPort 1.2 × 1、USBポート × 2
外観はシンプルで、シルバーベースのスタンドとスリムなベゼルデザインが高級感を演出しています。背面にはテクスチャ加工が施されており、デスク周りにも馴染みやすいデザインです。
組み立ても簡単で、スタンドを取り付けるだけでセットアップ完了。
重さは約7.4kgとやや大きめですが、31.5インチのサイズを考えると妥当な範囲です。
画質と視認性
実際に使用してみると、4K解像度による精細な表示が圧倒的に美しいです。
フルHDと比べて圧倒的に情報量が多く、画像や文字の輪郭がシャープに見えます。
曲面ディスプレイ(1800R)は、目の移動範囲が少なくなるため長時間作業でも疲れにくいと感じました。また、HDR 400対応により、映像コンテンツのコントラストが鮮明になり、特に暗いシーンでの表現力が向上しています。
ただし、VAパネル特有の視野角の狭さがあり、横から見ると色味が若干変化することがありました。この点は、IPSパネルと比べるとやや劣る部分です。
作業環境の変化
このモニターに変えてから、作業効率が大幅に向上しました。
マルチウィンドウ作業が快適
4K解像度のおかげで、エクセルやブラウザを並べても窮屈に感じません。複数のウィンドウを開いて作業する場合、従来のフルHDモニターとは比べ物にならない快適さです。
文字の視認性が向上
Windowsのスケーリング設定を150%にすることで、文字が小さくなりすぎず、読みやすいサイズ感になります。
PIP/PBP機能の活用
Picture-in-Picture(PIP)機能を使うことで、1つの画面で2つの入力ソースを表示できるのも便利。例えば、PC作業をしながら別のデバイスの映像を確認することも可能です。
ゲーム・動画視聴での使用感
仕事だけでなく、エンタメ用途でも優秀です。
動画視聴の満足度
YouTubeやNetflixの4Kコンテンツは圧倒的な美しさ。HDR対応の動画では、コントラストのメリハリがしっかりしており、暗いシーンの表現力も向上しています。
ゲーム用途での性能
PS5やPCゲームでも試しましたが、60Hzのリフレッシュレートなので、競技系のFPSには向かないかもしれません。ただし、RPGやシングルプレイのゲームなら十分に楽しめます。
良かった点・イマイチだった点
良かった点
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4K解像度による高精細な映像
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画面サイズが大きく、作業効率が向上
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曲面ディスプレイの没入感
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HDR400対応で映像が美しい
イマイチだった点
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スピーカーの音質は普通(外部スピーカー推奨)
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高さ調整ができず、スタンドの自由度が低い
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VAパネルの視野角の狭さが気になる場面も
まとめ
1ヶ月使ってみた結論として、在宅ワークやクリエイティブ作業に最適な4Kモニターだと感じました。特に、エクセルやWeb閲覧、動画編集などの用途では大活躍します。
ただし、スタンドの自由度やスピーカーの音質に不満を感じる場面もあったため、用途に応じて外部スピーカーやモニターアームの導入を検討すると良いでしょう。
総じて、「作業効率を向上させたい」「4Kで高精細な画面が欲しい」という人にはおすすめのモニターです。
Dell S3221QS 購入リンク
この製品のオンラインでの販売は終了しましたが、Dellでは同様の製品をお取り扱いしています。